SUNSTAR スペシャルで取材頂いた内容です。
放送時間25:59 放送日時2014年1月25日
“安心で、より苦痛の少ない治療を目標にしている耳鼻咽喉科医 大久保公裕教授に密着する。
SUNSTAR
慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎では内視鏡手術が一般に行われているが、その専門医であると同時に花粉症の新しい免疫療法の開発を行う第一人者だ。花粉症は4人に一人が罹り、今や国民病とまで言われている。市販薬もあくまで対処療法でしかないなかで、大久保教授は舌下免疫療法(舌下減感作療法)を開発。80%程度の患者が改善し、30%が完治する可能性のある画期的な方法に取り組んでいる。2年を必要とする治療だが、早い人では投与開始3週間で効果が表れ、これまでの100回以上の注射や手術にくらべると副作用が少なく、苦痛も少ないと言われている。
この方法はWHOの推奨治療法であり、欧米の一部では保険治療の対象になっているものだ。大久保教授らの努力が実り、日本でも順調にいけば来年(2014年)1月中旬には保険適用され、広く一般的に受けられる治療になると言う。
不快な花粉症から解放される日が目前に迫ってきた今、患者に優しい治療を掲げる大久保教授の鼻治療に賭ける夢と希望、そして熱い思いを伝える。”